メモ書きエクステンド

チラシの裏拡張パック

体調もゲームみたいにステータスで管理したい

f:id:ATR-log:20170615195433j:plain

ディスガイア5やってるんですよ最近。
RPGで黙々と勇者のレベル上げてステータス画面で数字の伸びを確認してはニヤニヤする酔狂な遊びの極地みたいなゲームなんですけど、プレイヤーが付き合うのは上のステータス画面の通り暴力的なまでの数字数字数字。まだ40時間くらいしか遊んでなくて値は小さいんですけど、最終的には数億のダメージ叩き出すようになります。なるらしいです。シリーズ作品1、4、5と遊んできて未だそこまで育て上げたことないのでわかりませんが。
ちなみに未プレイだとネトゲの地獄みたいなレベリングを延々繰り返すゲームって印象が強いと思うんですが1周クリアするくらいならわりと普通にちまちましたSRPGですよ。

それでですね、こうして数字の海に溺れながらキャラクター育ててるとちょっと羨ましくなってくるんですよ。だってこいつら数字とバフデバフ表示で自分のこと全部分かるんですよ。装備適性とかマスタリーとか一目瞭然。ルーンファクトリー3の主人公なんか歩いてるだけで歩行スキルがレベルアップしてゲームシステムに褒められてたんですよ。ハイハイする赤ちゃんみたいですね。ちくしょう羨ましい…\Lv UP!/にバブみを感じてきた。

自分の体調なんかもデバフ欄で確かめられたら安心できると思うんですよ。ストレスで壊した胃が治ってきたと思ったら風邪でもないのに咳が出て不整脈になって膝が弾けそうなほど痛いのも[悪心] [動機] [関節痛] [咳] [右顔面引き攣り]とかで参照して「今日はRESが低いな」とか「MOVEにマイナス補正かかってるな」ってその日の朝に確認できたらどんなに楽か!ていうかこれ本当にストレスかな…ある日ポックリ死ぬやつなんじゃねえかって思うんですけどそういう話がしたかったんじゃないんですよ。

行動に対する成果(数字の上昇)、成果に対する賞賛(SEや演出)、成果と賞賛のための行動…ってゲームに限らずいろんなものに対するモチベーションの源だと思うんですよね。それを様々なドラマやスリルで包んだものがビデオゲームで根幹だけ抜き出して美味しいとこばっかり啜るとすごいスピードで飽きるということをクッキークリッカーが証明してしまったのは記憶に新しいですが、成果と賞賛のインフレを味わうために土台を作って小さな快感を得続けるという点で見るとディスガイアもクッキークリッカーにかなり近い性質を持っているのかもしれません。いいゲームなのでおすすめですよ、はらたけさんの絵もかわいいし。

現実もそれくらいわかりやすいフローで生きていきたいなあ。数値の上昇は確認できないし賞賛が快感につながるとは限らないしステータスがすぐ下がっちゃうんですよ。しかもメディックのエスポワールの命中率が低い!ままならないのに自分のことがわからないのは怖いので、ちょっとでも自分のステータスを整えるために仕事したり人とコミュニケーションを取ったり病院行ったりするわけです。でももっと世界のほうが簡単になってほしい。ちょっとした成果を称え合う世の中がいいしちょっとした成功で小気味のいいSEに無機質に祝福されたい。そんなとんちきなこと言ってゲームばっかりしてるから現実のステータスが上がらねえんじゃねえかって思うんですけどそういう話がしたかったんじゃないんですよ。

レベル上げたいなあ…レベルを上げて気楽に生きたい。なんの話かなこれ…